テクノロジ系セキュリティ
検疫ネットワークとは?
読み方: けんえきねっとわーく
1行定義
社内ネットワークに接続する前にデバイスのセキュリティ状態を検査し、基準を満たさないデバイスを隔離するネットワーク構成
詳細解説
検疫ネットワーク(Quarantine Network)は、PCやスマートフォンが社内ネットワークに接続する際に、まず検疫専用ネットワーク(隔離ゾーン)に振り分けてセキュリティポリシーへの適合性を検査し、基準を満たしたデバイスのみ本番ネットワークへの接続を許可するセキュリティ構成です。検疫で確認するセキュリティ要件の例はOSのセキュリティパッチ適用状況・アンチウイルスソフトの定義ファイルの最新化・画面ロックの設定・禁止ソフトウェアの未インストールなどです。基準を満たさないデバイスは検疫ネットワーク内に隔離され、自動的にパッチ適用や定義ファイル更新を行う「修復(Remediation)」サーバーへ誘導されます。検疫ネットワークの仕組みはNAC(Network Access Control: ネットワークアクセス制御)技術を基盤としており、IEEE 802.1Xプロトコルで認証・アクセス制御を実装するのが一般的です。VPN接続時にも検疫機能を組み込む「VPN検疫」があり、テレワーク端末のセキュリティ状態を確認してから社内リソースへのアクセスを許可します。ゼロトラストネットワークの考え方と親和性が高く、「接続前のデバイス検証」がゼロトラストの重要な要素の一つです。ITパスポート試験では「検疫ネットワークの目的」「NACとの関係」「テレワーク端末のセキュリティ管理」が出題されます。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1接続前にデバイスのセキュリティ状態を検査・隔離するネットワーク構成
- 2パッチ未適用・定義ファイル古いデバイスを隔離して修復へ誘導
- 3NACとIEEE 802.1Xプロトコルで実装するのが一般的
- 4ゼロトラストの「接続前デバイス検証」の考え方と合致
関連用語
シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-26