ストラテジ系財務会計
棚卸資産とは?
読み方: たなおろししさん
1行定義
販売目的で保有する商品・製品・仕掛品・原材料等の総称。B/Sの流動資産に計上され、売れることで売上原価に振り替わる。
詳細解説
棚卸資産(Inventory)は、企業が通常の営業活動において販売するために保有する資産の総称で、商品(仕入れた販売品)・製品(自社製造した完成品)・仕掛品(製造途中の製品)・原材料・消耗品等が含まれます。貸借対照表の流動資産に計上され、売れた時点で「売上原価」として損益計算書の費用に振り替わります。棚卸資産の評価方法(期末在庫の価額算定)には①先入先出法(FIFO:先に仕入れたものが先に売れたとみなす)、②平均原価法(期中の仕入れの加重平均単価で評価)、③最終仕入原価法(最後に仕入れた価格で評価)があります。評価方法によって売上原価と期末在庫の金額が変わり、利益に影響します。在庫が多すぎると「資金の固定化(現金が在庫に眠っている状態)」「保管コスト増大」「陳腐化・値崩れリスク」が生じます。在庫効率の指標として「棚卸資産回転率=売上原価÷棚卸資産」が使われ、回転率が高いほど在庫が効率的に販売されていることを示します。ITパスポートでは「棚卸資産の評価方法の種類」「流動比率・当座比率計算での取り扱い」「在庫回転率の概念」が出題されます。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1棚卸資産の範囲(商品・製品・仕掛品・原材料)
- 2評価方法(先入先出法・平均原価法)の違いと利益への影響
- 3当座比率計算で棚卸資産を除く理由
- 4棚卸資産回転率の意味
関連用語
シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-26