テクノロジ系セキュリティ
ディレクトリトラバーサルとは?
読み方: でぃれくとりとらばーさる
1行定義
Webアプリの脆弱性を突き「../」などを入力してアクセス制限外のファイル・ディレクトリを不正参照する攻撃
詳細解説
ディレクトリトラバーサル(Directory Traversal)は、Webアプリケーションやファイル操作機能の脆弱性を悪用し、「../」(親ディレクトリへの参照)などの特殊文字列をファイル名・パスの入力値に挿入することで、Webサーバーのアクセス制限外にある任意のファイルを読み取る攻撃手法です。パストラバーサル攻撃(Path Traversal Attack)とも呼ばれます。攻撃の具体例:Webアプリが「https://example.com/download?file=report.pdf」のようにファイル名をURLパラメータで受け取る場合、攻撃者が「file=../../../../etc/passwd」と入力すると、Webroot外のLinuxシステムファイル(/etc/passwd=ユーザー一覧)を取得できてしまいます。被害の内容は設定ファイル(データベース接続情報・APIキー等)の漏洩・システムファイルの参照・ソースコードの漏洩・認証情報の窃取などです。対策はユーザー入力のパス正規化(../の除去・エスケープ処理)・ホワイトリスト方式によるファイル名検証・アクセス可能なディレクトリをChroot等で制限・Webサーバープロセスの最小権限設定です。OWASP Top 10では「A01: Broken Access Control」の代表的な攻撃パターンの一つとして挙げられています。ITパスポート試験では「ディレクトリトラバーサルの仕組み」「パス正規化による対策」「アクセス制御との関係」が出題されます。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1../を使って公開ディレクトリ外のファイルを不正取得する攻撃
- 2設定ファイル・認証情報・システムファイルの漏洩が主な被害
- 3対策はパス正規化(../除去)とホワイトリスト検証
- 4OWASP Top 10「壊れたアクセス制御」の代表的な攻撃
関連用語
シラバス 6.5 準拠 / 最終更新: 2026-05-26