ルーティングとは?
パケットを送信元から宛先まで届けるための最適経路を選択してルータ間で転送する仕組み。スタティックルーティングとダイナミックルーティングがある
詳細解説
ルーティング(Routing)は、IPネットワーク上でパケットを送信元から宛先IPアドレスまで届けるための最適な経路(ルート)を決定し、ルータ間でパケットを転送していく仕組みです。インターネットは無数のルータが相互接続されたネットワークであり、ルーティングはインターネットの根幹技術です。ルーティングの基本動作はルータがパケットの宛先IPアドレスを確認し、ルーティングテーブル(経路情報)を参照して次に転送すべきルータ(ネクストホップ)を決定することです。ルーティングの種類はスタティックルーティング(手動で経路設定・小規模・シンプル・障害時の自動切り替えなし)とダイナミックルーティング(プロトコルが自動で経路を学習・更新・大規模・障害時の迂回経路への自動切り替えが可能)に分かれます。主なルーティングプロトコルはOSPF(Open Shortest Path First):リンクステート型、ダイクストラ法で最短経路計算、AS内で使用。RIP(Routing Information Protocol):ディスタンスベクタ型、シンプルだが最大15ホップ制限あり。BGP(Border Gateway Protocol):AS間のルーティング(インターネットの基幹プロトコル)。EIGRP:Cisco独自のハイブリッド型。ルーティングテーブルには宛先ネットワーク・サブネットマスク・ネクストホップ・インターフェース・メトリック(経路コスト)が記録されます。デフォルトルート(0.0.0.0/0)は一致するルートがない場合に使用する「その他すべて」の経路です。ITパスポートでは「ルーティングの定義」「スタティックとダイナミックの違い」「ルーティングテーブルの概念」が出題されます。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1宛先IPアドレスをルーティングテーブルで照合して次のルータへ転送
- 2スタティック(手動・シンプル)とダイナミック(自動・障害時自動切り替え)
- 3OSPF(最短経路・AS内)・BGP(AS間・インターネット基幹)が代表プロトコル
- 4デフォルトルート(0.0.0.0/0):一致ルートなし時の最終経路