ビーコンとは?
周囲のデバイスに自分の存在を知らせるために定期的に信号(ブロードキャスト)を発信する仕組み。Bluetoothビーコンが代表で小売・屋内測位に使われる
詳細解説
ビーコン(Beacon)は、一定間隔で周囲のデバイスに向けて自分の識別情報や信号を発信し続ける仕組みの総称です。英語の「灯台(beacon)」が語源で、存在を知らせる信号という意味があります。ネットワーキングの文脈ではBluetoothビーコンが最もよく知られています。Bluetoothビーコン(BLE: Bluetooth Low Energy Beacon)はBluetooth Low Energyを使って数十cm〜数十mの範囲に固有ID(UUID・Major・Minor)を定期ブロードキャストする小型デバイスです。iBeacon(Apple規格)とEddystone(Google規格)が主要フォーマットです。BLEビーコンの用途はショッピングモール・店舗内での位置特定(屋内測位)・顧客がビーコン近傍に来たときのプッシュ通知(クーポン・商品情報)・博物館の展示案内・空港・病院での案内・イベント参加者のチェックイン・資産追跡(物品へのビーコン付与でスマートフォンで追跡)です。Wi-Fiビーコンはアクセスポイント(AP)がSSIDなどの情報を含む管理フレームを周期的(通常100ms間隔)にブロードキャストするもので、クライアントデバイスはこれを受信してアクセスポイントを発見します。GNSS(GPS等)が届かない屋内でのナビゲーション(屋内測位)にBluetoothビーコンやWi-Fi RTT(Round-Trip Time)が活用されます。プライバシー面ではビーコンから収集した位置情報が個人特定に使われるリスクがあり、GDPR・個人情報保護法の観点から適切な同意取得が必要です。ITパスポートでは「BLEビーコンの用途(屋内測位・プッシュ通知)」「Wi-Fiビーコンとの違い」「IoTとの関係」が出題されます。
ITパスポートでの出題ポイント
- 1一定間隔で固有IDを周囲にブロードキャストする仕組み
- 2BLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンが代表:屋内測位・プッシュ通知に活用
- 3iBeacon(Apple)とEddystone(Google)が主要規格
- 4Wi-FiビーコンはAPがSSIDを含む管理フレームを100ms間隔でブロードキャスト